『はじめての文学 宮部みゆき』



この本は「心とろかすような」「朽ちてゆくまで」「馬鹿囃子」「砂村新田」の4編が収められています。

しかし、ほんとうに残念。というのもしょっぱなの「心とろかすような」がNGなんです…。犬を擬人化して書かれたミステリーでよく出来ているんだけれどね。わたし的にはラブホテルが物語のフックとなっているところにひっかかりまして子供に渡せなかったんです。それが単なる場所として記載されているなら良かったんだけど、ラブホテルに行った(と思われている)娘とその父親の心情などもあり、ラブホテルだったから・・・・だった、という話の流れで、ラブホテルとは何のホテル?と聞かれてもうまく答えられる自信がなく、泣く泣くNGとしました。

続く「朽ちてゆくまで」も良い話です。私はこっちのほうが好みかな。じーんとします。いつかラブホテルがクリアになったら勧めよう。
この「はじめての文学」シリーズ、いいですね。全12巻とのこと。他もチェックしてみよっと。

はじめての文学 宮部みゆき

 『あのころ、先生がいた。』

よりみちパン!セ」という理論社ヤングアダルト新書シリーズから。対象は中学生以上、となってますが、小学高学年でもフィットする本があります。

これは伊藤比呂美さんの自伝的な先生ヒストリー。
語り口も良く一気に読み込めます。
小学生って担任が全てで個性的な先生に出会う機会が少ないけれど、これからいろんな先生に出会うんだよ、なんて声をかけて本を手渡しました。

あのころ、先生がいた。 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)

 『フシギ伝染』


板橋雅弘さん作。
これは大人の本ではありません。ヤングアダルト分類。
字も大きめで読みやすいので、字が小さな本だと萎縮しちゃうお子様にぴったり。
3冊シリーズになっていて『フシギ伝染』『フシギ症候群』と続きます。

さらっと読めてしまう内容でライトです。(塾の合間にいいね)
購入せずとも図書館で十分。


フシギ伝染 (YA!フロンティア2)

フシギ病院 (YA!フロンティア)

フシギ症候群 (YA!フロンティア9)

 『謎解きはディナーのあとで』

東川篤哉さんのベストセラー小説でドラマにも映画にもなりましたね。
大人にとっても今更感があると思いますが、子供はとても面白かったようで、1を読んだら次は2,3とリクエストが続き結局全部購入しました。1と2は文庫になっているのもいいですね。
今でも外出時に持ち出して読み返しています。


謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)

謎解きはディナーのあとで 3

 はじめに

世の中には岩波や小学館などから出ている「ジュニア文庫」という文庫シリーズがあります。
物騒な描写もない安心して読ませることができるシリーズと心得ています。
ところが、普通の(大人の)本となると、一度読んでみないと子供に渡せません。
意外なところにラブな描写や残忍な表現が出てくるからです。
そこで、私はいったん自分が読んで内容を確認することにしています。
これは面倒な作業ですが、自分が選ばない本を読む良い機会と思って読み進めています。
このブログでご紹介する本はこんな経緯で選んでいます。